エコキュートの点検って必要?知っておきたい点検箇所と時期についてご紹介!
こんにちは。
ちょんまげくんの母でございます。
ちょんまげくんでは、エコキュートへ切り替えを検討されているお客様から日頃から様々な問い合わせを頂きます。
その中でもよく聞かれることが、『エコキュートは点検が必要なの?』という内容のものです。
エコキュートを設置するにあたって、定期的なメンテナンスが重要になります。
今回は、エコキュートの点検についてお話します。
目次
エコキュートは電気の給湯器
エコキュートは、電気温水器と同様で、電気でお湯を沸かす給湯器です。
電気温水器は電気の力のみでお湯を沸かすのに対して、エコキュートは空気中の熱エネルギーを取り込んで圧縮して利用することで、わずかな電気エネルギーのみでお湯を沸かすことが出来ます。
電気で動く給湯器ですので、不具合や故障を発生させないためにも、日頃から掃除やメンテナンスを行うようにしましょう。
エコキュートを点検しないとどうなる?
エコキュートを使い続けていくにあたって、定期的な点検は重要です。
では、点検を怠ってそのまま使い続けた場合はどうなるのでしょうか?
寿命が短くなる
エコキュートは水を使用してお湯を沸かしますが、点検を行わずにそのまま使い続けていくことで、水道水に含まれている不純物が沈殿して、ゴミとして溜まっていきます。
タンクにゴミが貯まることにより、お湯に入っている汚れでフィルターの目詰まりが発生します。
それによって配管やタンクが劣化して、お湯を沸かす効率も悪くなり、故障に繋がってしまいます。
エコキュートの寿命は10年から15年とされておりますが、点検を怠ってしまうと10年も持たずに故障してしまう危険性がございます。
お湯に汚れが混ざり不衛生
点検をせずに使い続けていると、タンク内に汚れが蓄積されていきます。
蓄積された汚れがフィルターに詰まりを発生させて、そのまま放置すると沸かしたお湯に汚れが混ざってしまいます。
タンク内のお湯を清潔に保つためにも、点検は大切です。
電気代が高くなる
タンク内に汚れが蓄積されていくことにより、エコキュートの稼働効率が悪化します。
エコキュートの強みは、電気代の安い時間帯に効率的にお湯を沸かして、電気代を削減が出来ることです。
しかし、稼働効率が悪化してしまうことによって電気代も高くなり、支出が余計に増えてしまいます。
定期的に点検を行うことによって、タンク内も清潔に保たれる上に、稼働効率も悪くならず、電気代が高くなることもありません。
エコキュートの点検箇所と点検時期
点検を行う箇所は様々あり、それぞれ行う時期も異なります。
長く使い続けるためにも、確認しておきましょう。
浴槽のフィルター
エコキュートを使い続けるにあたって、浴槽のフィルターはこまめに点検と清掃を行うようにしましょう。
点検をせずに放置すると、浴槽のフィルターに不純物や細かいゴミが溜まっていき、浴槽内に不純物が混じったり故障の原因にも繋がります。
防ぐためにも、お風呂に入った後などに浴槽のフィルターを取り外して、ブラシを使用して水洗いを行い、汚れや水あかを取りましょう。
日常的にこまめに行うことが清潔なお湯を保つためにおいて大切です。
なお、清掃後にフィルターを取り付けずに給湯すると故障してしまいますので注意が必要です。
配管
浴槽とエコキュートの間には、ふろ配管が通っております。
エコキュートを使用している間は、配管内にお湯が循環していることもあって汚れが付きにくいです。
しかし、停止中は水が溜まり、汚れも沈殿してしまいます。
一般的なエコキュートには、配管の自動洗浄機能が搭載されているものの、搭載していないタイプの場合は、手動で洗浄する必要がございます。
半年に1回の頻度で、配管用の洗浄剤を使用して清掃を行うようにしましょう。
洗浄剤はメーカーで指定されていることがございますので、洗浄する際はHPや取扱説明書を確認することをおすすめします。
リモコン
エコキュートを長く使いづつけていると、リモコンの表面に汚れが付いて、文字が見えにくくなったり汚れが目立つようになります。
汚れが目立ってきたら、しっかりと絞った布や乾いた布などで汚れを取り除くようにしましょう。
その際に、アルコールやシンナーなどを使用すると、ボタンが変色したり変形する危険性があるので、使わないようにしましょう。
漏電遮断器
漏電遮断器とは、エコキュートが漏電した際に、火災や感電などの事故を防ぐために、電源を自動的に切ってくれる安全装置のような物です。
漏電遮断器の点検方法は以下の通りとなります。
2、漏電遮断器のテストボタンを押す。
3、電源レバーを切る。
4、電源レバーが切れたのが確認出来たら、再度電源レバーを入れ直す。
5、カバーを元に戻す。
テストボタンを押して、電源がちゃんと切られていたら正常です。
メンテナンスは年に2回から3回行う必要がございますので、忘れずに行うようにしましょう。
逃し弁
逃し弁とは、水からお湯になるときの膨張分を排水してタンクの中が高圧になるのを防ぐ安全装置のようなものです。
逃し弁が正常に作動しないとタンクが変形して、故障や水漏れの原因に繋がります。
メンテナンス方法は以下の通りです。
2、逃し弁レバーを上げる。
3、排水管からお湯が出ることを確認する。
4、逃し弁レバーを下げて、排水管からお湯が止まるか確認する。(排水が止まらない時はレバーを2回から3回上げ下げする)
5、逃し弁点検ふたを閉める。
メンテナンスを行う際は、エコキュートの下にある排水口から水やお湯が出ていないか確認してから行いましょう。
貯湯タンクの内部
エコキュートのタンク内は、水あかやサビで汚れてしまいます。
3ヵ月から6ヵ月に1度のタイミングで、水抜き作業を行うようにしましょう。
手順は以下の通りです。
2、給水止水栓を閉じる。
3、逃し弁レバーを上げる。
4、排水栓を開けて約2分間排水する。
5、排水栓を閉めた後、給水元栓を開けてタンクを満水にする。
6、逃し弁レバーを下げる。
7、漏電遮断器を入れる。
8、混合水栓のお湯側を開いて、お湯が出ることを確認する。
定期的に行うことによって、タンク内を清潔に保つことが出来ます。
ヒートポンプユニット
空気中の熱エネルギーを取り込んで圧縮する役割を持っているヒートポンプユニットも、年に2回から3回水抜きを行う必要がございます。
メンテナンス方法は以下の通りです。
2、1分以上水が出るか確認する。
3、1分以上水が出ることが確認出来たら水抜栓を閉じる。
ヒートポンプの点検を怠ると、故障の原因に繋がり、寿命も短くなってしまいます。
年に2回から3回は必ず行うようにしましょう。
エコキュートの点検は業者にお願いできる
エコキュートの点検を自力で行うことが出来なかったり、面倒だと思われる場合でも、専門の業者に依頼することが可能です。
約1万円から2万円掛かりますが、自力で点検をするよりも細かい所までチェックをして清掃を行ってくれます。
更には、自分では気づかなかった故障を見つけてくれることもあります。
費用はかかるものの、万が一故障してしまうと、多額の修理費用が発生します。
それを防ぐためにも、点検やメンテナンスをプロに任せるのも手です。
エコキュート点検のまとめ
今回は、エコキュートの点検についてお話しました。
エコキュートを長く使い続けるにつれて、点検は重要です。
長く使い続けるためにも、定期的に点検を行うようにしましょう。
この記事を読んで、エコキュートに興味を持って頂けたら、ぜひ一度ちょんまげくんにお問い合わせ下さい。
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