オール電化でも火事になる?安全性を徹底検証!
こんにちは。
ちょんまげくんの母でございます。
近年、ガス給湯器からオール電化に切り替えられるご家庭が増えてきております。
オール電化に切り替えるメリットの1つに、火を使わないことによって火災のリスクが減ることがございます。
ちょんまげくんでも、『ガス給湯器を使っていたけど、火の不始末でボヤ騒ぎを起こしたことがあるから、火を使わないオール電化にしたい』といった理由で問い合わせを頂いたことがございます。
しかし、火を使わないオール電化でも、火事を引き起こしてしまう可能性がございます。
今回は、オール電化でも火事になるのかどうか、安全性についてお話します。
目次
そもそもオール電化って何?
オール電化というのは、その名の通り、家庭内の熱源を全て電気でまかなうことをさします。
今まで使っていたガスコンロはIHクッキングヒーターへ、ガス給湯器はエコキュートへ、冷暖房に関してもガスを使ったものから電気を使ったエアコンなどに切り替えることになります。
オール電化にすることにより、基本料金を電気で一本化出来る上に、光熱費の大半を占めている給湯と暖房のコストを安く抑えることが可能です。
オール電化向けの電力プランは、昼間の電気代は通常より高いものの、深夜の電気単価が格段と安く設定されております。
電気でお湯を沸かすエコキュートや熱を貯める蓄熱暖房機は、深夜の時間帯に稼働してお湯や熱を貯めて、昼間の時間帯に利用する仕組みということもあって、光熱費を大幅に下げることが可能です。
また、基本料金を電気で一本化出来る上に、火事の危険性も低くなることもあって、オール電化にするご家庭が増えてきております。
オール電化住宅の火災発生件数は?
国内の火災件数は1年間で約37,000件発生しており、その中でも住宅火災の割合は20,000件以上と、半分以上の割合を占めております。
その中でも、火事の原因として多いのは、ガスコンロの消し忘れやタバコの不始末です。
そして、オール電化を導入しているご家庭でも、タバコの不始末による火災だけでも約2,000件発生しております。
オール電化にした場合、危険性は低くなるものの、火災に絶対ならないは言い切れないということになります。
オール電化住宅で火事になる原因
オール電化を導入することによって火事の危険性は減るものの、発生する可能性は少なからずございます。
では、どのような要因で火災が発生してしまうのでしょうか?
タバコの火の不始末
オール電化でも火事になる原因の1つに、タバコの火の不始末がございます。
タバコの不始末は、一般の家庭でも火事の原因として多いです。
オール電化とは実質関係はありませんが、火事に繋がってしまうことには変わりありませんので、日頃から注意が必要です。
揚げ物など油を使う調理中に起こる火事
IHクッキングヒーターの調理方法を間違えてしまうと、それが原因で火事に繋がってしまう可能性がございます。
例えば、揚げ物を調理していると、油の温度が上昇していき、最悪の場合発火に繋がってしまいます。
油は370度以上になると、火種がない状態でも自然発火する恐れがございます。
また、IHクッキングヒーターに適さない調理器具を使ってしまった場合、均等に熱が伝わらずに熱が一か所に集まり、火事に繋がってしまう可能性もありますので注意しましょう。
電化製品からの漏電による火事
オール電化にすると、火災の危険性は低くなるものの、電化製品からの漏電によって火事に繋がる可能性がございます。
漏電は、コンセントにほこりがたまっている、電気機器に水がかかる、ネズミなどの小動物に電気ケーブルをかじられてしまうなどが原因で発生します。
漏電すると、火事が発生しやすくなるだけではなく、電気代も一時的に高額になってしまうといった特徴がございます。
あまり電気を使っていないのに電気代が異常に高い場合は、漏電の可能性がございますので、火事に繋がってしまう前に、早めの点検をおすすめします。
オール電化住宅の火事を減らすための対策
オール電化住宅での火事を減らすために、いくつかの対策がございます。
未然に防ぐためにも、あらかじめ対策を講じておきましょう。
寝タバコなどタバコの吸い方に気を付ける
住宅火災の中でも多い火事の原因はタバコの不始末です。
火事を防ぐためにも、吸いかけのタバコを灰皿に放置しない、寝る前にタバコの火を消す、水に濡らす等して完全に消火するようにしましょう。
また、タバコの火種になりそうな物は周りに置かないようにして、掃除をこまめにしておくことも重要です。
調理中に台所を離れない
IHクッキングヒーターは、火を使わずに調理をすることが出来るので、調理中に衣服に着火するなどの心配はございません。
また、異常な高温を察知した場合、安全装置が働いて、自動で加熱をストップしてくれることもあって、高齢者や小さいお子様でも安心して利用することが出来ます。
しかし、場合によっては安全装置が働く前に油が自然発火してしまう可能性がございます。
万が一の事故を防ぐためにも、調理中は台所から離れないようにしましょう。
目を離さないことで、異常が発生したとしてもすぐに対処することが出来ます。
やむを得ない理由で台所を離れる場合は、IHクッキングヒーターの電源を切ってから移動することをおすすめします。
タコ足配線など電化製品からの漏電に注意する
漏電による火災を防ぐために、日ごろから漏電防止に努めるようにしましょう。
ほこりがたまりやすい場所にはこまめに掃除機を掛けるようにする、電源コードがねじれていたら直すようにするなどの対処を行うことをおすすめします。
特に、長期間ささったままのコンセントはほこりがたまりやすいので注意が必要です。
オール電化を導入したら、漏電遮断器を導入するなどして、日ごろから安全に気を付けておきましょう。
オール電化住宅の方が火事の確率は低い
オール電化を導入した場合でも、火事の危険性はございます。
しかし、一般的な家庭と比べると、オール電化住宅の方が火事になる確率は格段と低くなります。
では、どうして火事の確率が低いのでしょうか?
高齢になるとガスの青い炎が見えづらくなる
高齢になると、様々な視覚機能が低下してしまいます。
暗くなった時に開く瞳孔の大きさが小さくなり、光を取り込みにくくなり、暗さに慣れるまでの時間も長くなってしまいます。
そして、青い光を認識しにくくなるために、青色と黒色を見間違えたり、ガスの青い炎が見えにくくなってしまいます。
ガスの青い炎が見えにくくなると、炎が出ているのに消したと勘違いしてしまったり、炎の大きさを見誤って火傷や衣服着火に繋がってしまいます。
IHクッキングヒーターは火を使わないので、高齢者の方でも安心して調理を行えます。
火が見えにくくなる根拠としては、下記の記事を参考にしましょう。
加齢で色が分かりにくくなる?!若い人と年配の人とでは見えている色が違う理由 – HAPPY AGING (184ism.net)
小さな子供やペットがいるご家庭でもオール電化の方が安全
IHクッキングヒーターは、火を使わずに調理を出来る上に、火の消し忘れのリスクもなく、簡単に手入れをすることが可能です。
ガスコンロを使っている場合、小さな子供やペットが誤って近づいて火傷を負ってしまう可能性もあり、安全性を考慮するとオール電化の方が勝ります。
更には、ガスを使わないということもあって、ガス漏れのリスクも少なく、一酸化炭素中毒のリスクも大幅に減らせることも魅力的なメリットでも言えます。
オール電化の火事のまとめ
今回は、オール電化の火事についてお話ししました。
オール電化にすることによって、かじの 危険性は格段と低くなります。
しかし、火事が絶対に発生しないという訳ではございません。
火事を防ぐためにも、普段から火事に繋がるようなことはせず、こまめに掃除を行うなどの対策をとりましょう。
記事を読んで、オール電化に興味を持って頂けたら、ぜひ一度ちょんまげくんにお問い合わせ下さい。
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