【知らないと損する!?】エコキュート選びの決め手はサイズにあり!
エコキュートの買い替えや新規導入にあたって、「どのエコキュートが良いのだろう?」とお悩みになる方も多いと思います。
業者やハウスメーカーから勧められるままに購入してしまって、後で後悔した…。というレビューもネット上でちらほら見受けられます。
そこで、今回はエコキュートのサイズに注目した選び方のコツをお伝えします!
給湯器も設置してから10年以上という長期間使う設備になりますので、最低限はお客様ご自身でもエコキュートに関する知識を持っておいた方が、よりよいエコキュート選びが出来るはず!
それでは、参りましょう。
目次
エコキュートのサイズ、一番迷うのは4人家族です!
実は1~2人暮らしでエコキュートを買う方はあまりいません(それでも近年ではエコキュート自体が普及していますから、多くはなった印象がありますが)。
3人以上で生活しているお家でエコキュートが設置されることが多いですね。
そしてエコキュートを置く際には「タンクのサイズ」をチョイスする必要があります。
5人以上や3人以下のご家庭であれば選ぶのは楽なのですが、「4人家族」となると選ぶのが大変です。
「4人家族でエコキュートを置こう!」と考えて、複数の業者に「タンクのサイズはどうすればいいでしょうか?」と相談すると、業者によって違う答えが返ってきてもおかしくない……というくらいです。
そこでここでは、「4人家族でエコキュートの導入を検討している方」に向けてエコキュートの容量を決めるときのポイントを紹介していきます。
4人家族でエコキュートを使うなら容量は460リットルが無難です
そもそもなぜ4人家族だとエコキュートのタンクのサイズで悩むことになるのでしょうか。
それは、「370リットルのタンクが3~4人家族向け」かつ「460リットルのタンクが4~5人家族向け」だからです。
エコキュートを選ぶにあたっては「4人家族」というのは微妙なポジションに立たされているのですね。
ちょんまげくんでは、基本的に460リットルのほうを推奨します。
なぜならタンク内のお湯を使い切ってしまうと、沸き増しをしないとお湯が利用できなくなるからです。
・のびのびとお湯を使いたい
・エコキュート未経験なのでよく分からない
・家族が全員長時間シャワーを浴びる
などに該当するのであれば、ゆとりをもって460リットルのタンクをチョイスすべきでしょう。「大は小を兼ねる」とも言いますしね。
4人家族のお湯の消費量はどの程度?
そもそも4人家族ではどれくらいのお湯を消費するのでしょうか。
メーカーのカタログを見るに、冬場でお湯を40℃に設定するとして……
お湯張り:180リットル(1回)
シャワー:35リットル(1回)
キッチン・洗面:35リットル(1人につき)
となっています。
4人家族であってもお湯張りは1回行えばいいので180リットル。
シャワーと洗面を4人全員がそれぞれ行うとすると、「(35+35)×4=280リットル」。
これを合計すると460リットルとなりますね。
Q:じゃあタンクが460リットルってギリギリでは? A:いえいえ。余裕があります!
「計算上、460リットルくらいお湯を使うのだから、タンクのサイズを460リットルにしても足りないのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、実際にはタンクの容量が460リットルであっても問題ありません。
なぜなら「エコキュートのタンク内のお湯の温度」は80~90℃だからです。
この「熱いお湯」に「水道水」が混ざって、お湯の温度が調整されてから、シャワーやお湯張りなどで使うことになるのですね。
ですから「実際に利用できるお湯の量>>>タンク内の熱湯の量」と言えます。
つまり、460リットルであれば全く問題ないということですね!
4人家族でエコキュートのサイズを460リットルにすべきパターンは?
先ほども少し紹介しましたが、「4人家族で460リットルにすべきパターン」についてもうちょっと詳しく解説していきますね。
「足し湯」や「追い焚き」をよくする
入浴時間が家族の中でバラバラであり、「お湯張り」をしてから、「足し湯」や「追い焚き」をよく行っているのであれば、460リットルのタンクにすることをおすすめします。
足し湯や追い炊きをすると、タンク内のお湯をかなり使うことになります。
日頃の入浴の傾向を振り返ってみて、「なにかというとお湯を消費しているかな……」と感じるのであれば、370リットルでは困る可能性が高いです。
大人が多い
一口に「4人家族」と言っても、「大人が多いご家庭」と「お子さんがいるご家庭」とではお湯の消費量が異なりますよね。基本的には大人のほうがお湯を多く使うはずです。
特に「両親と、まだ親と一緒に入浴するような二人の子ども」という家族構成の場合は、お湯の消費量はあまり多くならないのではないでしょうか。
ただ、お子さんであってもロングヘアーであったり、シャワーを長めに浴びるのが好きだったりするのであれば、460リットルのほうが良さそうです。
それから、お子さんについては「だんだん成長していく」という事も考慮しなければなりませんよね。
エコキュートの寿命は10~15年くらいですから、「エコキュートを設置した当初はご両親と入浴していた」としても、徐々に成長してご自身で好きなようにお湯を使うようになることでしょう。
その辺りも考慮すると、やはり「迷ったらタンクは大きいほうにしておく」というのが無難なのだと思います。
実際、エコキュートの交換の際に、お客様から「最初にエコキュートを設置したときよりも子どもが成長したので、タンクのサイズを一つ大きくしてほしい」という旨のオーダーをいただくことは少なくありません。
4人家族でエコキュートのサイズを370リットルにすべきパターンは?
続いては「4人世帯でも、タンクのサイズを370リットルにしても大丈夫(かもしれない)パターン」を紹介していきます。
足し湯や追い炊きをあまりしない
足し湯や追い炊きをあまりしないのであれば、370リットルでも困らないはずです。
シャワーをあまり利用しない
近年デイサービスやジムなど、自宅以外でシャワーや済ませる方が少なくないようです。
4人家族とは言っても、「自宅ではあまり入浴しない」という方が1人でもいるのであれば、370リットルを検討していいと思います。
460リットルと370リットルで「設置に必要なスペース」はどれくらい変わるの?
「あまり広いスペースがないから、370リットルにするしかないのでは?」と感じている方もいるかもしれませんが、その心配はいりません。
なぜなら、タンクのサイズが違っても「奥行と幅には違いがない」からです。
一応「460リットルのタンクのほうが30センチほど高い」ですが、あくまで高さが違うだけですから設置に影響はほとんどないです。
3人家族なら絶対にエコキュートのタンクは370リットルで大丈夫なの?
ここまでお読みになって「じゃあ3人家族なら370リットルで絶対に問題ないの?」と感じた方は多いと思います。
これに関してですが、よほどのことがない限りは370リットルで困ることはありません。
ただし、以下の条件に当てはまる場合は3人家族であっても、念のため460リットルも検討(業者と相談するなど)してみてください。
(それでも『念のため』レベルではありますが……)
寒い地域に住んでいる
エコキュートでは、「空気熱」を集めてお湯を作ります。
そのため、ウィンターシーズンはお湯を作る効率が下がります。「『沸かす水』のもともとの温度も、気温も両方低い」ですからね。
また、夜間に作ったお湯をタンク内に溜めておきますから、時間が経つにつれてお湯の温度が徐々に下がっていくことになります。
先ほどは「タンク内には80~90℃のお湯が入っている」と言いましたが、冬場はそれ以下の温度になってしまう可能性があります。
そうなると、「『お湯をちょうどいい温度にするために足せる水の量』が少なくなる」と言えますよね。
言い換えると「足せる水の量が少なくなるぶん、お湯の消費量が上がる」という事になりますので、3人家族でも370リットルのタンクで足りなくなるかもしれません。
1日で複数回お湯張りをする
「お湯張りは1日1回」という前提でメーカーはカタログを出しますし、販売店もそのつもりでエコキュートに関する提案をするものです。
何らかの理由で1日に複数回お湯張りをするのであれば、タンクの容量を大きくしたほうがいいかもしれません。
1回のお湯張りによって約180リットルものお湯を使うことになりますからね。
1日に何度もシャワーを浴びる人がいる
特に夏場などは「1日に何回もシャワーを浴びたい!」という人も少なくないかと思います。
「いつでも気にせずシャワーを使いたい」という方も大きいタンクを検討してみてはいかがでしょうか。
エコキュートのタンクを370リットルから460リットルにすることのデメリットは?
「本当は460リットルにしたいけれど、もしデメリットが大きいなら370リットルで我慢する……」とお考えの人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますが、目立ったデメリットはないのでご安心ください。
ただ、一応そのデメリットを挙げていきますね。
設置費用が2~3万円上がる
同じエコキュートの場合、タンクのサイズを370リットルから460リットルに上げると設置費用が2~3万円上がります。
これを高いと感じるかどうか個人の感覚によりますが、エコキュートは一度設置すれば10~15年以上は継続して使えますから、それほど高いコストではないと思います。
また、「たびたびお湯切れが発生する不便さ」が2~3万円で解決できるのであれば安いものではないでしょうか。
それから「沸き増しで発生する電気料金」も安くはありません。
タンクが30センチ程度高くなる
先ほどもお伝えしましたが、460リットルのほうがタンクのサイズが30センチほど高くなります。具体的に言うと370リットルのエコキュートであれば180センチほど、470リットルであれば210センチ前後です。
ただ、エコキュートは基本的に屋外に置くでしょうから、「高さのせいで設置できない」という事態になることはまずないはずです。
5人家族以上の場合のエコキュートのタンク容量のおすすめは?
続いては5人家族以上でエコキュートを使うケースにおける「おすすめのタンク容量」を紹介していきます。
先ほどもお伝えしましたが、迷うとしたら「4人家族」の場合くらいですので、
「タンクの容量はどうしようかな……」と困ることはないはずです。
1~4人家族
一応1~4人家族の場合もおさらいを。
1~3人家族であれば、よほど特殊なお湯の使い方をしない限りは「370リットル」で問題ないはずです。急に誰かお客さんが来たケースなどでも困ることはありません。
一戸建てに暮らしているお客様には、370リットルのエコキュートをおすすめすることが多いです。
そして4人家族の場合は「お湯を多く使う:460リットル/そうでもない:370リットル」という事になりますね。
ただ、お湯切れが発生すると困りますし、タンクのサイズを一つ上げても導入料金は2~3万円くらいしか変わりませんので、「迷ったら460リットル」とすることをおすすめします。
ちなみに近年では180~300リットルの、「370リットルよりもさらにタンクが小さいエコキュート」もリリースされています。
1~2人暮らしの方は検討してみてはいかがでしょうか。
ただ、この「タンクが小さいエコキュート」については、単なるお湯切れであるにもかかわらず「故障したのでなんとかしてください!」という問い合わせをいただくことが少なくありません。
特に「オール電化マンションで一人暮らしを始めた学生さん・新社会人さん」に多い印象です。
恐らく、「一人暮らしをスタートさせたことによる解放感により、たくさんシャワーを使ってしまった」という事なのだと思います。
気を付けてくださいね。
5人家族
5人家族では460Lのエコキュートがおススメです。
こちらも迷うことなく、お選びいただいて大丈夫でしょう。
6~8人家族以上
そして6~7人家族の場合は、ほぼ550リットル一択となります。
550リットルであれば6~7人家族が「そこまで節水意識を持たずにお湯を使う」としても、お湯切れが起こることはほぼありません。
タンクが550リットルのエコキュートであれば8人家族くらいまでは、お湯切れをあまり気にすることなく利用できます。ただし、何も気にせずにお湯を使っていると、お湯切れのリスクが出てきます。
9~10人家族以上となると、さすがに「明らかな節水」が必要となります。
先ほども紹介した「湯船のお湯を数センチ下げる」などの節水方法を活用しながら、なんとかやりくりしましょう。
ちなみに今のところ「タンクが550リットルのエコキュート」で薄型のものはリリースされていません。
ですから、「大家族で、角型エコキュートを置くだけの余裕がない」という場合は、現状ではエコキュートの設置を見送るしかないと言えます。
ただ、エコキュートを設置するだけのスペースがあるかどうかは、一般の方には判断しきれないものです。したがって、最初から諦めず、まずは業者に相談してみることをおすすめします。
タンクのサイズが550リットルのエコキュートに関する注意点
370リットルや460リットルのエコキュートに比べると、メーカー側も550リットルのエコキュートにはそこまで力を入れていないように思います。
先述の通り、550リットルに関しては薄型もありませんしね。
また、出荷数も少なめですので、他のサイズに比べると「申し込み→納品」までに時間を要してしまう可能性があります。
特に「いきなりエコキュートが壊れてしまって何の備えもないとき」は困るはずです。数日間お湯が使えなくなってもおかしくありません。
そのため、550リットル(に限りませんが)のエコキュートをお使いになっている場合は、「調子が悪くなってきたものの、まだお湯は出る」というくらいの段階で、新しいエコキュートについて検討を始めたり、業者に相談したりすることをおすすめします。
そうすれば「お湯が使えない日」を作ることなく、エコキュートを交換できるケースが多いです。
マンションの場合はエコキュートの容量が固定である可能性が高い
「オール電化マンション」などに設置されているエコキュートは、設置スペースや規約の都合上、タンクの容量を変えることができない場合が多いです。
後から困ることのないように、前もって管理組合などに確認を取ってから入居することをおすすめします。
特にマンションの場合は「色々と無理のある利用条件」になっていることも少なくないので気を付けてくださいね。
エコキュートでお湯切れを発生させないためのポイントは?
ここまでは「エコキュートのタンクの容量」のお話がメインでした。
「お湯切れを防ぐためにも余裕のあるサイズにすべき。大きめのサイズにすることのデメリットはほとんどない」というのが結論となります。
では、ここまでたびたび言葉として出てきた「お湯切れ」を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
「エコキュートのお湯の作り方」は特殊
「お湯切れを防止する方法」の前にさらに補足を。
「灯油ボイラーやガス給湯器」と「エコキュート」ではお湯の沸かし方が大幅に違います。
まずガス給湯器に関してですが、「ガスを燃やすことにより発生する熱」によって瞬間的にお湯を沸かします。そのため利用したいタイミングで、利用したいだけのお湯を出すことが可能です。(だからこそお湯を無駄遣いしがちなので気を付けなくてはなりませんが)
そして、エコキュートの場合は「ヒートポンプ(熱交換器)」を使い、空気熱を収集して取り出し、その熱を使ってお湯を沸かします。
灯油やガスの燃焼熱と比較すると、一回で収集できるエネルギー量が少ないですから、同量のお湯を沸かすのにも「かなり」の時間を要します。
「じゃあエコキュートって不便なのでは?」と感じるかもしれませんが、
「お湯の消費量が少ない深夜帯に、1日で使う量のお湯を作る」という仕組みになっていますから、基本的には困ることはないはずです。
ですが、「タンク内のお湯」を全部使ってしまえば、その時点でお湯が使えなくなります。
もちろん、灯油ボイラーやガス給湯器のように「瞬間的にお湯を作る」ということはできません。
では、そのお湯切れを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
エコキュートが故障していないかどうか確認する
「お湯切れ」以上に困るトラブルですが、
「朝になってもお湯がタンク内に溜まっていない」というのであれば、エコキュートの故障を疑ってみてください。
リモコンにエラーコードが出ているケースでは即座に故障していると判明します。
また、エラーコードが出なくても「内部の基盤の不具合」、「配管やタンクからの漏水」の影響で、沸き上げが正しく進まない場合があります。
そのときは、メーカーや、工事を行った販売店などに連絡しましょう。
エコキュートの耐久年数は一般的に10~15年ほどとされています。
「そういえばかなり長く使っているな」という環境で、このようなトラブルが起きた場合は故障の可能性がそれなりに高いと言えます。
余談ですが、エコキュートが故障したら「交換」か「修理」のどちらかの対応をすることになります。
基本的には修理料金のほうが安いですから、つい修理を選択したくなるかもしれません。
ですが、特に「使用年数が長いエコキュート」の場合は、一度修理をしても、あまり期間が経たないうちにまた別の場所が故障してしまう可能性があります。
その先もだましだまし修理をしながら同じエコキュートを使っていくとなると、「トータルの修理金額>1回新品のエコキュートに交換するための金額」になってもおかしくありません。
また、リリースから8~10年以上経過したエコキュートに関しては
「修理したくても、そのためのパーツが残っていない」という事になるケースが少なくありません。
そのため、基本的には「新品への交換」をおすすめします。
エコキュートが世に出てからどんどん進化していますし、単純に「新しいエコキュートにしたほうが便利」ということもありますしね!
エコキュートの設定をチェックする
エコキュートでは、お湯を沸かす「量」や「時間帯」を設定することが可能です。
そしてエコキュートには、「日頃のお湯の消費量を学習して、それに見合っただけのお湯を沸かす機能」が搭載されていますから、基本的には機器任せにしていて大丈夫です。
ですが、例えば
・お湯の量がギリギリになってしまうことが多い
・ウィンターシーズンはお湯切れすることがある
などの場合は、夜に作るお湯の量を多くしたり、沸かすお湯の温度を上げたりすることをおすすめします。
ここまですればお湯切れが起こるリスクをかなり下げることが可能です。
しかし、それでもお湯切れが発生するのであれば、「日中にお湯を沸かす」という設定にチェンジすることを検討してみてください。
ただし、エコキュートを使う場合は「日中の電気代」がやや高くなりますので、こちらは最後の手段ということになるでしょうね。
「トータルの光熱費を下げたい」という理由でエコキュートを設置する人も多いでしょうし、できれば採用したくない方法なのではないでしょうか。
可能な限り追い焚きをしない
現在一番人気があるのは「フルオート」のエコキュートです。
(フルオート以外では、オートタイプ、給湯専用タイプなどもあります)
このフルオートのエコキュートには、「追い焚き」という機能が搭載されています。
追い焚き機能を使うと、「湯船のお湯を循環させて、タンク内の熱を利用して、お湯の温度を再び上げる」ということが行われます。
お湯を張り直したり、お湯を捨てたりする必要がないので節水になりますし、非常に役立つ機能ではありますが、「タンクの中の熱をたくさん使う」ので、結果的にお湯の減りは早くなります。
そのため、追い焚きを使わなくても良さそうなときは、「高温足し湯」で済ませることをおすすめします。
「じゃあ追い焚き機能なんていらないのでは?」と感じるかもしれませんが、
「3人家族370リットル」「4人家族460リットル」などの余裕のあるサイズのタンクにしているのであれば、追い焚きを繰り返し行わない限りは基本的に問題ありません。
あとは細かな節約を!
・シャワーのお湯を無意味に出さないようにする
・お皿洗いなどでもできるだけお湯を節約する
・水でも良さそうな作業は水で行う
などなど細かな節約もできる範囲で行っていきましょう。
また、節水に役立つ機能が搭載されている機種もあります。
それから「お湯の使用量」などをデータとして表示してくれるエコキュートもあります。
エコキュートを設置されたお客様の中にも、
「最初はそんなつもりはなかったけれど、エコキュートを設置してから節水意識が強くなった」などとおっしゃる方は少なくありません。
節水する場合のコツですが、「とにかくお湯切れを起こさないために!」とだけ思っているとなかなかモチベーションが続かないものです。
それだけでなく、「節水して水道代も節約しよう!」と考えてみることをおすすめします。
これなら「目に見えるメリット」があるのでやる気が維持されやすいはずです。
例えば、「湯船に入れるお湯をちょっとだけ少なくする」という方法で、1日で10リットルの節水をしたとします。すると年間の電気代が1500円程度下がります。
「でも10リットルも少なくするなんて……」と感じるかもしれませんが、「高さ」で表現するなら「湯船のお湯を1センチ下げるだけ」なのでほとんど影響はないはずです。
これなら3センチくらいは下げてもいいかもしれませんね。
4人家族の家庭におすすめのエコキュートは?
それでは4人家族のお家におすすめのエコキュートを紹介していきます。
三菱
SRT-S465UA・SRT-S375UA
三菱のエコキュートの人気は非常に高いですね!
こちらはいわゆる「高圧力式」ですからシャワーの勢いが強いです。
ガス給湯器などからエコキュートに切り換えた場合は「水圧」が物足りなく感じてしまうケースがありますが、高圧力式であればそういった問題はほぼなくなります。
実際、弊社で高圧力式のエコキュートを設置されたお客様から、水圧に関するマイナスのご意見をいただいたことはありません。
また4人家族の場合は、例えば「シャワーとキッチンにて、同タイミングでお湯を出す」ということもあると思いますが、高圧力式であればお湯の勢いが落ちることはありません。
それから見落としがちなメリットではありますが、水圧が強ければ、それだけお湯張りが早く終わると言えますよね。
ちなみにこの機種には「バブルおそうじ」という、湯船の栓を抜くだけで配管の掃除ができる機能が搭載されています。
一般の方が自力で配管の掃除をするのは大変ですし、業者に頼むとお金がかかってしまいますが、バブルおそうじであれば「簡単&ノーコスト」で配管をキレイにすることができますよ!
日立
BHP-F46SD・BHP-F37SD
日立のエコキュートには「水道直圧」という特徴があります。
つまり、「水道水の温度を瞬間的に上げて、お湯として出す」ということですね。
この方式が採用されたエコキュートは今のところ、このタイプだけです。
「お湯のキレイさ」と「シャワーの勢い」に関しては圧倒的にナンバーワンですね。
「エコキュートから出たお湯」を直接飲むことは基本的におすすめできませんが、日立のエコキュートの場合は、飲用しても問題はないとされています。
三菱に比べるとオーダー数は少ない印象がありますが、「やっぱりシャワーは水圧が強くないと!」というこだわりがある皆さんには特におすすめです。
パナソニック
パナソニックのエコキュートは金額が高いですが、「『電気温水タイプの床暖房』にも対応している」という特徴があります。電気温水式床暖房にも使えるエコキュートは、あまり多くありません。
ニーズとしては狭いのですが、安定して注文が入りますね。
床暖房には、
・室内の湿度が下がりにくい
・エアコンとは異なり「熱風がダイレクトに当たる部分の肌だけ熱くなる」ということがない
などのメリットがあります。
そのため、オール電化住宅用の暖房としてはおすすめです。
ただ、繰り返しになりますが価格が高めですから、「ただエコキュートを設置して、シンプルに使っていきたい」というご家庭にはあまり推奨しません。
それでも、「パナソニックブランド」に魅力を感じて注文されるお客様もいらっしゃいますが。
ダイキン
EQ46VFTV・EQ37VFTV
ダイキンは薄型エコキュートにも370リットルと460リットルが用意されています。
通常の角型エコキュートに比べて、薄型エコキュートは小さいため、「角型は無理でも薄型なら設置できる」というご家庭も少なくありません。
「薄型・高圧力式・比較的リーズナブルなエコキュートを買いたい」という皆さんには、こちらのダイキンのエコキュートが良いのではないでしょうか。
ちなみに「角型を置くだけの余裕がある」というのであれば、あえて薄型をチョイスするメリットは特にありませんよ!
エコキュート選び方のまとめ
エコキュートの選び方についてまとめていきました。エコキュートはタンクにお湯をためる方式の給湯器ですので、タンク選びを間違えるとすごく不便な生活を強いられることにもなります。
機能やメーカーなどももちろん大切ですが、タンクの容量は使えるお湯の量を左右する重要な要素なので、絶対に失敗しないように慎重に決めてくださいね!
迷ったときには大きいサイズの方を選ぶのが正解です!
こちらの記事を読んで、エコキュートに興味を持って頂けたら、ぜひ一度ちょんまげくんにお問い合わせ下さい。
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